VimConf 2019 に行ってきた話

VimConf 2019

vimconf.org

VimConf は、世界初かつ世界で唯一のコミュニティによって定期運営されているVimの国際カンファレンスです。

Vim の国際カンファレンス
何を言っているかさっぱりわかんねーと思うが(ry
開催は 11/03 今日は 11/23、20日ごしの感想記事です

各セッションの概要は色々な人がブログに纏めてくださっているし、トーク自体も YouTube で公開されてます
https://vimconf.org/2019/blogs/ www.youtube.com

感想など...

個人的に一番よかったセッションは m-nishi さんの "make test" でした
https://vimconf.org/2019/slides/m-nishi.pdf www.youtube.com

そもそも vim のテストが Vim script で記述されているとは知らなかったので学びがあった、という面もありますが、実際自身がテストを追加されたときの流れも丁寧に説明されており、私もコントリビュートしたいな/できる部分がありそうだな、という思いを持つことができました

やっていきの機運

キーノートの一つ目 Prabir Shrestha さんの "Vim Renaissance" では vim-lsp をどうやって作ってきたか、という話を聞けましたし、以下のセッションでも自身が何を作ってきたのか、何にコントリビュートしてきたのかと言った話題を聞き、やっていきをしたい意欲の高まりを感じました

  • IK さん: "Grown up from Vim User to Vim plugin developer side"
  • gorilla0513 さん: "My Vim life"
  • Shougo さん: "My dark plugins development history ~ over 10 years ~"

Neovim と vim

Vim に :terminal が入った理由は私には分からないですが、はたから見ている限りでは neovim に terminal 機能が入り、それがユーザに使われていることが確かめられたことも要因の一つとしてあるのではないかなぁと思ったりします
terminal の例のように vim と neovim は互いに影響を与え合って(ように見えて)おり neovim のこれからの機能、というのは vim にどういう機能が入っていくかを予想するにも意味があると思っています
キーノート二つ目 Justin M. Keyes さんの "We can have nice things" では neovim のこれまでとこれからの話を聞くことができました
私はまだどういうものか理解できていませんが、decoupled UI などこれからも面白そうな機能が続々と計画されているようで、使ってみたい気持ちが強くあります
// つい最近も LSP client 機能が merge されてましたね

how to be more productive with Vim?

今回 VimConf のテーマである “how to be more productive with Vim?” を実践できるような話題も聞くことができました 特に daisuzu さんの解説された tag 機能はこれまであまり使ってませんでしたが、セッションを聞きながらちょっと試しただけで生産性の高まりを感じれるほど便利な機能だったので、これからも積極的に使用していきたい所存です

  • mopp さん: "Your Vim is Only for You"
  • daisuzu さん: "Usage and manipulation of the tag stack"
  • Danish Prakash さん: "Using Vim at Work!"
  • Hezby Muhammad さん: "Let's Play with Vanilla Vim"
  • Tatsuhiro Ujihisa さん: "13 Vim plugins I use every day"

懇親会

懇親会 LT 飛び込んできました
特に資料はありませんでしたが、vim でメールが読みたかったのでそのためのプラグインを作っている話でした
// とりあえず Advent Calendar までには完成させたいものである...

その後...

会場1F の Hub でお酒を飲んでいました
ujihisa さんや mattn さん、スピーカの方々 Rubist の方々などなどとお話しすることができ、とても良い体験でした
コントリビュートの方法として OSS 作者としては Issue より Pull Request の方がいい、と言っていたのが印象的でした
// この間 mattn/efm-langserver を go get で取得しようとしたら依存解決でエラーが出たので Issue を上げようと思ったときにこの話題を思い出して人生初 OSS への Pull Request を達成しました
// PR 提出から merge までの時間より PR の本文の英語考えてる時間の方が長かった... github.com